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☑メリットとデメリットを知りたい!
この記事はそんな方におすすめです。
この記事の内容
- 男性育休を取り巻く世間の状況
- 男性育休のメリット
- 男性育休のデメリット
この記事の信頼性
- 現役子育て世代の2児の父であり
- 2020年8月~育児休暇を取得した
- きんげんが執筆しています。
こんにちは。きんげん@kingen1221です。現在2児の父で、毎日妻に叱られながらなんとか育児をまわしている萎れたアラサーです。
いま何かと話題になっている「男性育休」ですが、上のような疑問をもっている方は多いのではないでしょうか?

そう思っている方は多いですよね。

というそこのあなた。
本当にダメな父親だった僕が育児休暇で、すこしはましな父親になったかなと思います。(ほんのすこしだけ)
そこで今回は男性育休経験者の僕が「男性育休のメリット/デメリット」をまとめてみました。
この記事を読んだら「男性育休のリアル」が見えてきます。
みなさんの今後の方針の参考になればうれしいです。
もくじ
男性育児休暇制度を取り巻く状況
男性の育児休暇取得率が7.48%にとどまったというニュースです。

そう思いますよね。

出典:https://data.wingarc.com/childcare-leave-in-japan-20374



出典:https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00500/

そして給付金の待遇も世界1位です!つまり制度としては「世界最高の男性育児休暇制度」なのです。なのに、取得率は絶望的に低い…

ざっと「男性育休」を取り巻く状況がわかったところで、次は男性育休(2020年8月~)取得済の僕がそのメリットとデメリットをまとめつつお伝えしていきます。
メリット
妻の負担をへらせる

まずは「妻の負担をへらせる」です。

と立ち上がったとき、お股から大量の血液が流れてでてきたのです…!あれほど大量の血を見たのは、正直人生で初めてでした。すぐに病院に連絡しましたが、幸い状態は悪くなく大丈夫でした。しかし、目の前で大量の血液をみたことで、はじめて

- 「産後うつ」についてまとめました。
「産後うつ」は本当に「甘え」なの?【完全に病気です】
家事&育児に対する意識がかわる


なんて以前は考えていました。
家事&育児スキルがめっちゃあがる

以下は僕のtweetです。
男性育休と新入社員研修って似てる気がする。まったく知識も経験もない未熟者が、ある一定期間修行しまくることによってまずは土台を固める。土台を固めるには1日1時間とかではダメ。1日の大半を使い一定期間修行すること。このまとまった期間があるのと無いのではその後の成長がまったく違う。
— きんげん@息子2歳&娘2ヶ月 (@kingen1221) September 30, 2020
男性育休と新入社員研修って本質的には似ていると思うんです。スキルも意識も未熟な人が一定期間ハードなトレーニングで土台を固める。これがなくスタートした父親業は現代においては前途多難です。
自分の人生を見つめなおす時間になる

- ブログ(以前に開設してそのまま放置でした)
- つみたてNISA(記事①)
- 節約(記事②)
といったことを始めました。将来の自分を真剣に考えるきっかけとなり、とても充実していました。
とはいえ、この期間の本業は「育児」です。この優先順位はぶらさない方がいいです。
子どもの成長を目の当たりにできる
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我が子の成長を近くで目の当たりにできることは本当に喜びでした。
最初は岩ノリみたいな真っ黒なうんちでしたが、それが徐々に黄色くなっていく様子がわかったり。最初は骨と皮だけの弱々しい感じだったのが、生後1カ月ごろを境にぷくっとした肉づきになってきたり。
生後すぐから見ていないとわからない変化を目に焼き付けられたのは本当に嬉しいことでした。仕事をしていたら絶対にここまで詳細に見ることはできなかったです。
デメリット
ここからはデメリットです。
ここが気になっている方は多いですよね。
収入が減る(すこし)
育児休暇中は会社からは給与は出ません。雇用保険から「育児休業給付金」が出ます。どのくらいもらえるのでしょうか?
支払われる育児休業給付金の金額は、支給対象期間(1か月)当たり、原則として休業開始時賃金日額×支給日数の67%(育児休業の開始から180日経過後は50%)相当額である。
出典:Wikipedia「育児休業」

と思ったかもしれませんが、育児休業中は社会保険料等が免除になるので、「実質80%」となります。これだと節約すればやっていけますよね。
給付金計算等にはこのツールが本当に便利でした。
参考
育児休業給付金シミュレーター!育休手当や期間の自動計算ツールYASUMO
パタハラ
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「パタハラ」は社会問題となっていますね。
ある母
「パタハラ」とは、パタニティー・ハラスメントの略。パタニティー(Paternity)は英語で“父性”を意味し、男性が育児参加を通じて自らの父性を発揮する権利や機会を、職場の上司や同僚などが侵害する言動におよぶことを、パタニティー・ハラスメントと呼びます。女性社員の妊娠・出産が業務に支障をきたすとして退職を促すなどの嫌がらせをすることを指すマタハラ(マタニティー・ハラスメント)に対して、パタハラは男性社員が育児休業をとったり、育児支援目的の短時間勤務やフレックス勤務を活用したりすることへの妨害、ハラスメント行為を指します。
出典:コトバンク「パタハラ」
要は「育児に時間を割こうとする男性に対しての嫌がらせ」です。育休あけの男性に対し「即転勤」や「他部署への異動」を悪意を伴って命じる事例などが話題になりましたね。

そういう心配もあるかもしれませんが、大丈夫です。そういう対応をされたら労基署などしかるべき組織に相談すればよいのです。最終手段としては「訴訟」という手もあります。そしてそもそもそういう対応をする企業に努め続けるのかどうかは考えた方がいいと思います。
あと「上司へどう伝えるか」ということも気になりますよね。
以下の記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
- 男性育休取得に関して「上司への伝え方」に迷ったら…
【男性育休】上司への伝え方は?【3つのポイントを紹介】
まとめ
メリット
- 母親の負担を減らせる
- 家事&育児に対する意識がかわる
- 家事&育児スキルがめっちゃあがる
- 自分の人生を見つめなおす時間になる
- 子どもの成長を目の当たりにできる
デメリット
- 収入が減る(すこし)
- パタハラ
個人的にはメリット>デメリットだと思っています。
ただ、勘違いしないでいただきたいのは「全員絶対とったほうがいい!」というわけではないということです。人にはいろいろな事情があります。
「パパは取りたいがママが乗り気ではないから取らない」
「パパもママも乗り気ではないから取らない」